サウナの安全で正しい整い方【医学的に説明】
最近ブームのサウナ!各地のサウナを巡っていますが、若者から中年まで今たくさんの人が訪れ整い気持ちよくなっています。しかしこれから始める人は「どうやって整うの?」「危なくないの?」なんて思うのではないでしょうか。
基本的な整い方は、サウナ→水風呂→外気浴→サウナ…と2,3セットを繰り返すとしっかりやり方を間違えなければ安全に気持ち良く整えます。
詳しくはこちらから説明していきます。
安全なサウナの整い方
前述した通りに行ってくのですが、安全に行うための時間配分がわからないですよね?ネットで書いてあるのはほんとに合ってる?って思いますよね。なので今回は、医者が研究などでレクチャーしている安全な時間配分をお教えします。
サウナ室7分→水風呂1分→外気浴7分を1セットとし、2〜3セット
↓日本サウナ学会で発表された論文を参考にしています。
日本サウナ学会|Japan Association of Sauna
まず最初は上記時間配分を基準にし自分の体調に合わせ行っていきましょう!
安全に行うため各場面による適切な体調変化を把握しておこう
サウナでは体調変化により体の感じ方がだいぶ変わってきます。初めての方だとこれ大丈夫?やばいやばい!と焦ってしまうかもしれません焦ると危ないですし、せっかく気持ちよくなろうとしてるのに逆効果となってしまいます。そのため3つの場面の感じ方を把握しましょう!
①サウナ室
急激な暑さにより心拍数増加・血圧上昇します。そして熱さでボーッとしてきて力が抜けてきます。後はただただ暑い!
②水風呂
一気に体を冷却するため、交感神経優位となり血管収縮し心拍数・呼吸数共に増加するため、心音が聞こえるくらいドキドキしたり息が荒くなったりしてきます。
③外気浴
急激な深部温度の変化により脳内ドーパミ ンが多く分泌し、休憩時に副交感神経が優位な状況となるため脳内は極限的なリラックス状態となる(八戸高専古川研究室,2021)と言われている。その感じ方は人それぞれで上を向くとぐわんぐわんしたり、下に果てしなく落ちていくような感じと浮遊感が同時にあったりと、そんなキマった状態になります。
サウナの注意点と危険性
さて正しい入り方、整い方はもう大丈夫だと思いますのであとは安全に行なうための注意点・危険性を知っておこう。これであなたは安全で正しいサウナーになれるでしょう!
水分補給をマメにする
汗を大量に分泌するため脱水症になり熱中症あるいは内臓に負担がかかってしまうことがあるのでしっかりと水分補給をしておこう。
時間を守る
最初から頑張りすぎるとその場は良くても後々体調が悪くなったり倒れたりする場合もあります。まずは徐々に様子を見ながらサウナに入る時間を決めていきましょう。
水風呂はそんなら長く入らない
サウナ後の急激な冷刺激は血管収縮させ高血圧状態になるため長居すると血管に負担がかかりリスクに繋がります。そして長く入りすぎても整えなくなってしまいます。
マナーをしっかり守る
マナーは皆んなが気持ちよく入るために覚えとかないといけません。周りから、にわかサウナーだなと思われないよう気をつけましょう。下記リンクで簡単に説明しています
サウナの危険性に関してはこちらに詳しく載せています
☆終わりに
ここまで読んだあなたはもう立派なサウナー!周りでも知らない人がいたら教えてあげよう。整うための準備は揃ったのでいざサウナへGOGO!!
参考文献
八戸高専古川研究室.極限環境下の高精度生理解析モデルの開発. The Japanese Journal of Sauna,2021,vol1,p.17
河邊眞好.サウナ浴が抑うつ・ストレスに及ぼす影響について.The Japanese Journal of Sauna,2021,vol1,p.12
加藤.医者が教えるサウナの教科書,2020