AB型ひげメガネの日記

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コーヒーって痩せるの?太るの?【専門的且つ簡単に解説】

 

まず私は、家に水やお茶がなくてもコーヒーは絶対あるってくらいコーヒー好きです。皆もコーヒーを毎朝飲む人やコーヒーブレイクとして毎日飲む方が多いのではないでしょうか。その中で、「コーヒー飲むと太るよ」「コーヒー飲むと痩せるらしい」と意見が飛び交っているのを見かけます。今回はそれを徹底的に解説していこうと思います。

コーヒーが痩せるって言われる訳

昔からコーヒーはエネルギー消費量亢進すると知られていて、主にコーヒーに入っているカフェインやクロロゲン酸に脂肪燃焼・分解効果あるとされています。カフェインは、カテコールアミン分泌による脂肪分解効果があるとされ。クロロゲン酸は、肥満ホルモンであるインスリンの過剰分泌を抑制させる効果があるとされ痩せる事につながると考えられている。

≪研究や論文等で世界的な声≫

カフェインを摂取することで、Belletらの研究によるとカテコールアミンによる脂肪分解が亢進する¹⁾ことや米医師会雑誌Journal of American Medical Association(JAMA)2004年3月10日号ではコーヒーを飲むとインスリン感受性の改善効果が期待できるといった効果が示されている。

コーヒーが太ると言われている訳

コーヒーに含まれるカフェインが、ストレスホルモンであるコルチゾールというホルモンを増加させ、そのコルチゾールが食欲抑制させるセロトニンの分泌を抑制させる事による食欲増大すること。や寝不足を引き起こし太ってしまう。インスリン感受性低下を引き起こす事等があり太ると言われている。

≪研究や論文等で世界的な声≫

コーヒーやカフェインを摂取することで、岡村らはコルチゾールが上昇する²⁾と示されていることや上記米医師会雑誌(JAMA)でカフェインの摂取は短期的にはインスリン感受性を下げるという別の研究報告がされている。

 

【結論】痩せる?太る?

痩せるといった研究や報告等の多くは、肥満の人を対象にしている研究が多いため全員が痩せるとは限らない。しかし肥満体型の人は、世界的な研究や報告から体脂肪減少効果はあると考えます。やはり上記の件からも肥満の人の多くは、インスリン感受性低下(肥満ホルモンの過剰分泌)の原因が強く関係するのだろう。

太る訳の中でインスリン感受性低下の研究報告がされているとあるが、これは短期的な効果であって長期的に続けることでArnlovらは、コーヒー含まれるクロロゲン酸がインスリン感受性の改善の可能性を示している。

 

最後に、コーヒーに入れる砂糖の量が1日15g以上になるとインスリン感受性低下を引き起こすためカロリーが増えるのみならず、太りやすくなると言われているので痩せる目的であらばブラックコーヒーを飲みましょう。

 

参考文献

1)Bellet S, Kershbaum A, Finck EM. Response of free fatty acids to coffee and caffeine. Metabolism 1968; 17: 702-7.

2)岡村尚昌,津田 彰,矢島潤平,「起床時コルチゾール反応と心理社会的要因.ストレスマネジメント効果の客観的評価への応用」.『ストレスマネジメント研究』2012;9:3-17.